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バナナ

学 名 Musa spp.
科 名 バショウ
原産地 マレー半島

 バナナは、もっともなじみのある熱帯果樹です。中南米、東南アジア、台湾などで特に多く栽培されています。草本ですが、仮茎は高さ5〜6m、茎は塊状の地下茎となります。葉は幅60cm、長さ2〜3mにもなります。花序は花径の先端にから垂れ下がり、長さ30〜60cmで、赤紫色の苞を持っています。基部の10〜15段は雌花で結実しますが、先端は雄花となります。果実を収穫後は、株を切り倒し、根元に出てくる吸芽をそのまま育てるか、掘り起こし移植します。現在栽培されているのは、種子が退化する品種がほとんどですが、原産地の周辺には種子のある種類が残っています。生食のほか、乾燥バナナやバナナチップスに加工します。また、プランテインとよばれる調理用の種類もあります。雄花も野菜として利用しますが、やや渋味があります。


結実したバナナ.収穫後は伐採して,横に出ている吸芽を育てる.草本性


道路端のバナナ市場.樹上で熟したものは大変美味しい.


種子のある品種.タニデーン.


焼きバナナ.甘酸っぱい焼き芋のような風味


バナナを甘く煮たお菓子


バナナの雄花も野菜として食べられる