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ドリアン

学 名 Durio zibethinus L
科 名 パンヤ
原産地 ボルネオ・西部マレーシア

 

ドリアンは、『果物の王』と称されています。パンヤ科に属し、ボルネオや西部マレーシア原産とされ、マライ、ビルマなど東南アジアで栽培されています。高さ20〜30・の常緑高木で、ピラミッド状の樹冠をつくり、枝は細く灰褐色です。葉は互生し、長楕円形、表面は暗緑色で光沢があります。花は黄白色の完全花で、熟枝または幹につき、長い果梗に多数群生します。果実は重さ1〜3・で、外皮は革質で剛刺に覆われています。種子のまわりの種衣の部分を食べますが、独特の強烈な匂いをもっています。このため、ホテルなど公共の建物や飛行機などへの持ち込みは禁止されています。また、果実を食べた後、酒を飲み過ぎると上気して危険とも言われています。現在日本に生果で持ち込むことができる唯一の種類です。純熱帯の高温高湿な条件でなければ結実は望めません。


市場に並んだドリアン


果実の内部。種子のまわりのクリーム状の部分(仮種皮)を食べる。


ドリアンの蕾.夜に開花し、コウモリなどが授粉を助けます


樹上のドリアン。落果に要注意


高木の収穫は木に登る人と下で麻袋を使って受けとめる人の2人一組で行います。
省力的な低樹高栽培も検討されています


トゲ無しドリアン、若い果実の刺を柔らかい内に取り去ると
ラグビーボールのようなトゲ無しドリアンになります。
ふつうのドリアンに比べて、強烈な臭いが少なくなります。


ドリアンのペースト、ドリアンの果肉と砂糖などを混ぜてつくります。
そのまま食べたり、ソフトキャンディやアイスクリームなどに入れて風味をつけるのに使います。


追熟前の未熟なものを油で揚げて作るドリアンチップス。
甘くないサツマイモのチップスの感じ。


ホテル内への持ち込み禁止の看板。


カリマンタンの赤いドリアン。