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マレーローズアップル

学 名 Eugenia malaccensis L.
科 名 フトモモ
原産地 マラッカ諸島、マレー群島

 

マレイフトモモとも呼ばれ、フトモモ属の中では、香気つよく多汁で品質が優れています。花は雄芯、花弁がともに深紅で美しく、観賞樹としての価値も高いものです。高温、湿潤な純熱帯性気候を好み、熱帯の低地が栽培適地となっています。 果実の甘味はやや淡白ですが、熟果は多汁となり肉質が緻密で、リンゴのような風味があり、生食または加工されます。ジャムにも適するほか、シロップ漬けすることもあります。また古くから民間薬として、果実、葉、種子を解熱剤に、根を利尿剤として用いています。マラッカでは樹皮を皮膚病の治療に、マレーでは葉の粉末を舌の荒れ止めに、根をシラミとりに利用していました。


市場で売られる果実。ストライプのものものと全体が赤いものがある。
果肉は白くなめらか。


鮮やかな赤い花。多数の雄しべはフトモモ科の特長。