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マンゴー

学 名 Mangifera indica L.
科 名 ウルシ
原産地 インド北東部〜ミャンマー北部

 

マンゴーは東南アジアから熱帯アメリカなどで広く栽培されている高さ10〜30mになる常緑高木です。葉は長楕円形で互生します。花は前年枝につき、総状花序で小花数が200〜700個ありますが、受精して果実となる数は極端に少なく、数パーセントの割合です。花弁は黄白色で、独特の香りがあります。果実は長さ4〜25cm、径1.5〜10cmでやや扁平の卵形や扁平球などの形をしています。果肉は甘味多汁で、風味があります。中には鞘に包まれた大きな種子が入っています。日本にはペリカンマンゴと呼ばれるカラバオ種がフィリピンから、メキシコからはアップルマンゴと呼ばれているアーウイン種が多く輸入されています。アーウイン種は5℃程度の低温には耐えらるので、ビニール被覆すれば日本本土でも栽培可能で、宮崎県では商業的に栽培されています。ウルシ科の植物のため、樹液や未熟な果実の汁が着くと、ひどくかぶれることがあるので注意が必要です。


タイの主産地チャンタブリのマンゴ園


果皮が濃い緑色の品種


台風の強風を避けるためのハウス栽培(石垣島)


タイの主産地チャンタブリのマンゴ


多くの花が房状に咲くが、着果は限られる


外側は硬化した内果皮で被われ、種子はその中にある