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スターアップル

学 名 Chrysophyllum cainito L.
科 名 アカテツ
原産地 中央アメリカ

 

メキシコやパナマの低地には自生する樹高は8〜13mとなる高木。樹姿が美しく、葉の裏が金色に輝くため庭園樹としても良く利用されています。果実は直径が5〜10cm。球形あるいはやや扁平な球形で、革皮状で光沢があります。果皮が暗紫色と緑色の2系統の果実があります。前者では厚さ6〜12mmの紫色の内果皮が、後者では3〜5mmの白い内果皮が形成されます。この内果皮は肉質状で柔らかく、未熟な果実では白い乳液を多く含んでいます。内果皮の内側には6〜11個の半透明のゼラチン状の子室があります。果実を輪切りにすると、子室が放射状に見えるため、star appleと呼ばれます。内果皮の内側とゼラチン状の子室の部分が食用になります。十分に熟したものは甘味があり美味しいのですが、未熟なものは渋くて食べられません。


紫の果皮の品種。果実の内部が星のようにみえる


緑色の果皮の品種